#日本食の魅力は 仏国営放送、室蘭などで番組撮影 調理学ぶ自国学生ら取材
【室蘭】フランス国営放送が西胆振を訪れ、海外で人気の日本食の魅力を
探るドキュメンタリー番組の撮影を行っている。10日は、室蘭市山手町の北
斗文化学園インターナショナル調理技術専門学校(沢田真奈美学校長)で学
ぶフランス人学生の調理実習などを取材した。同校は「体に優しい日本食の
海外PRにつながれば」と期待している。
同校はフランスとの交流を通し、学生の調理技術向上や就労支援に力を
入れている。現在は、学務提携を結んでいる国立ポール・オジエ観光調理
専門学校に通う16〜18歳の男女6人が来日し、日本の調理法や文化を学
ぶ1カ月間の研修に参加している。
撮影に訪れたディレクター兼プロデューサーのダゲルザール・セバスティ
アンさんは「昔は日本人がフランスに料理を学びに来たが、今は飲食店の
格付け本『ミシュラン』に日本の店が多く載り、フランス人が日本食を学ぶ。
革命的で興味深い」と話す。今回は日本食の魅力を探ろうと、東京の和食
店などを取材する中で、同校で学ぶフランス人学生がいることを知り訪れた。
この日は、6人がすしやのり巻きを作ったり、日本食のテーブルマナーを
学んだりする様子を撮影した。12日からは登別温泉で接客サービスなど
の研修も行われ、学生たちの奮闘ぶりを追う。
番組は10月にもフランスで放送される予定。沢田学校長は「番組を通し
て、フランスで日本や日本食への関心がさらに高まってほしい」と期待して
いる。(権藤泉)
ソース:北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/250608.html http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/image/4750_1.jpg