エコカー補助金の早期打ち切りが確実となり、石川県内の一部のディーラーで独自の値引きを検討する動きが出てきた。
早期終了による顧客の混乱を回避するためで、反動による販売急減を和らげる狙いもあるようだ。
石川日産自動車販売(金沢市)は、補助金の代替策として10月以降に行う予定だった購入サポートの前倒しを検討。
当初予測していたより終了時期が早まったためで、
別の販売店でも「補助金を受け取れるか微妙な顧客については、身銭を切って対応するしかない」(担当者)としている。
また、来月以降に独自値引きの導入を検討しているのは石川トヨタ自動車(金沢市)。
架谷洋司社長は「台数の落ち込み具合をみながら、効果的な方法を探りたい」としている。
ただ、自社負担の値引きには慎重な意見も多い。
金沢市内にある別のトヨタ系列販売店では
「エコカーに多い小型車は、もともと利益が薄い。値引きは自分の首を絞める」(担当者)とし、
補助金終了後も継続されるエコカー減税中心の販促策を展開する考えだ。
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100908301.htm (北國新聞)