コピアポ(CNN) チリの鉱山落盤事故で今月5日から地下約700メートルに閉じ込められている作業員33人に対し、
救出までに最長で4カ月間かかる見込みだと初めて伝えられた。救出活動の責任者が27日に明らかにした。
チリ銅公社(コデルコ)のマネジャーやチリ政府関係者は、現在、救出活動を促進するための「プランB」を検討中として
いるが、詳細は明らかにしていない。今週にも救済用シャフトの掘削作業を開始する予定だが、完成に4カ月かかる
見込みだ。
計画が問題なく進んだ場合でも、作業員らはかなりの期間地下に閉じ込められることになり、生活面、精神面でさまざまな
問題が生じる。そこでチリ政府は、さまざまな分野の専門機関に協力を要請している。
米航空宇宙局(NASA)もその1つだ。NASAは27日、チリ政府から協力要請があったことを認めた。NASAに期待
されているのは、作業員らへの栄養面、行動面でのサポートだ。NASAのチリ支援活動の責任者マイケル・ダンカン氏
によると、来週にも2人の医師と1人の心理学者を含む4人の専門家チームがチリに向かうという。
NASAは長年、隔離された環境での過ごし方を研究しており、宇宙と地下に大きな違いはないと考えている、とダンカン氏は
語る。「宇宙飛行での経験を地上で生かす良い機会だ」(同氏)
26日には、坑内の33人の姿やメッセージを収めた映像が送られ、公開された。25分間にわたる映像では、彼らは解放に
向けた努力に謝意を表し、家族らへのメッセージを送った。
ソース: cnn.co.jp
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201008280008.html ※依頼があり立てました。