スキー場に迫撃砲弾、あわや大惨事 /江原
ゲレンデの間の谷間に落下、破片でゴンドラが一部破損
多くの観光客が訪れる、江原道洪川郡のスキーリゾートで、近くの軍部隊が発射した迫撃砲弾が
落下する事故が起こった。
27日午前10時50分ごろ、洪川郡西面のDスキーリゾートの、二つのゲレンデの間にある谷間に、近くの
軍部隊で訓練中に発射された4.2インチの迫撃砲弾が落下した。この砲弾が破裂し、飛び散った破片が、
近くで運行中だったゴンドラ1台に当たり、後部ガラスの一部が破損した。幸いにも事故当時、ゴンドラ
には誰も乗っておらず、けが人はいなかった。
砲弾はゴンドラから700−800メートル離れた谷間に落下しており、砲弾の破片がゴンドラに当たったのは、
山麓の乗り場から800メートルほど上った地点とみられる。なお、ゴンドラは全長1.2キロだ。
砲弾の破片が当たったゴンドラの乗り場があるスキー場は、夏の間はゴルフ場として使用されており、
大惨事につながる可能性もあった。スキーリゾート側は、「ゴルフ場でプレーしていた客が『ドン』と
いう音を聞き、従業員に知らせた。ゴンドラは一年中、観光用として運行しているが、事故当時は乗って
いる人がいなかった」と話した。
警察は、スキーリゾートから4−5キロ離れた梅峰山射撃場で陸軍部隊が訓練中、問題の砲弾が発射された
ものとみている。軍当局は、この砲弾が発射地点から2.5キロ離れた着弾地点に着弾せず、山を越えて2キロ
ほど飛んでいった、と説明した。また、陸軍は「迫撃砲弾が着弾地点を外れ、スキーリゾートへ飛んでいった
経緯について調査している」と話した。
洪川=洪瑞杓(ホン・ソピョ)記者
朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2010/08/28 13:54:14
http://www.chosunonline.com/news/20100828000045