米航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡「ケプラー」が、地球から遠く離れた恒星の周りを公転する2つの惑星を発見した。
NASAが26日に発表した。
今回見つかった2つの惑星は、土星よりやや小ぶりという。
カリフォルニア州にあるNASAのエイムズ・リサーチセンターで電話会見した研究員によれば、
同じ恒星の周りを複数の惑星が公転しているのが見つかったのは初めて。
「ケプラー9」と名付けられた恒星は琴座の中にあり、地球からの距離は約2000光年。
新たに見つかった惑星は「ケプラー9b」「9c」と命名され、重力の相互作用が見られるという。
大きさは地球よりはるかに大きく、恒星への距離が近く極めて高温という。
2つの惑星のほかに、これより小さな天体がこの恒星の周りを公転しているのも見つかった。
大きさは地球の1.5倍ほどで、惑星かどうかはまだ確認できていない。この天体の公転軌道も恒星に極めて近いという。
ケプラー望遠鏡はフロリダ州ケープカナベラルから2009年3月に打ち上げられた。
天の川銀河系内にある、生命が存在できるような地球型の惑星を求め、10万以上の恒星の観測を続けている。
現在は地球から約2900万キロの距離にあり、あと3年半の間探査を続ける。
ソース CNN 2010.08.27 12:22
http://www.cnn.co.jp/science/AIC201008270020.html