携帯用電波、2020年に4倍 総務省部会が目標提示
2010/8/26 19:57
総務省の作業部会は26日、携帯電話や高速無線データ通信に使える電波を2020年に現在の4倍に増やす目標を
提示した。多機能携帯電話(スマートフォン)などの普及拡大で通信需要が大幅に伸び、周波数が不足する可能性が
あるため。11年にも電波法を改正し、周波数の再編を加速する新制度を導入することも正式に表明した。
総務省の「ワイヤレス・ブロードバンド実現のための周波数検討ワーキンググループ(WG)」がとりまとめた中間報告案
によると、20年には通信量が200倍以上に増える見通しだ。不足を補うためには、データ通信技術の向上に加え、
周波数帯の再編成が不可欠と判断。周波数の移行費用について跡地を利用する別の事業者が負担する新制度の
創設を目指すとした。
こうした施策を通じ、携帯電話向け周波数帯を15年には現在の1.6倍、20年に4倍に増やす。確保した電波は
電力需給を自動調整するスマートメーターや、未然に交通事故を防止するための高分解能レーダーなどにも活用する。
内藤正光総務副大臣は同日のWGで「電波政策は大転換点を迎えている。加速度的に増え続ける通信量に対応し、
利用者の利便性を高めたい」と話した。
ソース: 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E0E4E2E0E18DE0E4E2EAE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2 ※依頼があり立てました。