7月の訪日外国人、中国人がビザ緩和で2.4倍
2010/8/25 20:55
独立行政法人の国際観光振興機構(通称・日本政府観光局)が25日発表した7月の訪日外国人数によると、
中国からの訪日が16万5100人と前年同月の2.4倍に大幅に増えた。増加は6カ月連続。中国人向け観光査証
(ビザ)の発給要件が7月1日に富裕層から中間層にまで拡大したことが大きく寄与し、中国からの月間訪日人数
として過去最高を記録した。
7月は中国からの修学旅行需要も急増。日本政府観光局などによると、7月の訪日修学旅行者数は約1万2000人と
前年同月より1万人程度増えたという。
7月の全体の訪日外国人数は前年同月比38.9%増の87万9100人だった。9カ月連続で増加し、月間ベースで過去最高
となった。韓国からの訪日人数が最も多く、38.7%増の23万6100人。一方、為替の急激な円高が響き、米国からの訪日は
3.2%減の6万8100人だった。
一方、観光庁が25日発表した初の訪日外国人消費動向調査によると、訪日外国人が旅行中に支出した1人当たりの
平均金額は10万4263円だった。ロシア人が最も多い17万4377円、次いでフランス人の15万1771円。中国人は4番目に
多く、13万6870円だった。
調査は6月2〜23日に訪日外国人3906人を対象に実施。4〜6月の訪日外国人数219万人から推計した4〜6月の訪日
外国人消費額は2282億円。国・地域別では中国人が503億円と最多だった。土産品購入率は「化粧品・医薬品・トイレタリー」
が69.2%で最多、「菓子類」が59.7%で続いた。
ソース: 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819481E0E7E2E1908DE0E7E2EAE0E2E3E29797E0E2E2E2 ※依頼があり立てました。