学生時代に日本に住んだ時期があり、“台湾と日本のかけ橋”になることを目標に会社を
設立した、台湾人の女性社長。今月久しぶりに東京に滞在し、「日本社会は変わった」と
気づいたことをブログにつづった。
「毎日ニュースを見て、今の日本社会は深刻な問題がたくさんある」と驚いた、女性社長。
「日本政府が高齢者の所在を確認したら、行方不明になっている人々が多いとわかった。
年金をだまし取るケース、70代の子どもが90代の親の行方を知らない、子供と連絡を取らず
1人で年金生活を続けるお年寄り…日本社会はどうしてそこまで、孤独を好むようになったのか。
老いていく悲しさと恐怖を感じた」と正直な思いをつづった。
そして「子育てを放棄し、虐待する親のニュースが連日続く」と指摘し、「若い母親が離婚後
キャバクラで働き、ホスト遊びに夢中になり、子供の存在が疎ましくなった。結果幼い子ども
2人を家に監禁し、飲食物を与えずに餓死させた。残酷すぎてことばも出ない。日本は、幼児
虐待がますますひどくなっているように思える。子育ては簡単ではないが、精神的に問題の
ある親にカウンセラーをつける方法はどうだろうか」と述べている。
また、「時代を変えられるのは俺たちだ!!」という新宿・歌舞伎町の大きな看板を見て、
最初はなんの広告なのかわからなかったという女性社長。「実はホストクラブの看板だったが、
彼らは本当に歌舞伎町の歴史を変えたと思う。私は23年前に家族と一緒に日本に移住したが、
日本語ができず台湾料理店でアルバイトをした。当時の歌舞伎町は景気が良く、お店は大繁盛。
特に美人なお姉さんたちが外に出てお客さんを誘う光景が印象に残っていて、とにかくにぎやか
だった。でもバブルが崩壊し、歌舞伎町は静かになった。そしてこの夏、久しぶりに歩いてみると、
客引きをしているのは“イケメンのホスト”ばかり。ホステスの姿を見る機会はなかった」と報告。
「この事実は女性上位主義の象徴?それとも女性の消費力が男性よりも高いのか?」と
疑問を感じ、ひと昔前の歌舞伎町の看板はキャバクラばかりだったが、今はすべてホスト店
に変わった」と締めくくった。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
ソース:サーチナ(08/23 15:25)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0823&f=national_0823_099.shtml