【パキスタン】洪水の被災地で、急性の下痢を訴える人が多いなど感染症が深刻化、衛生対策急務に

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国土の5分の1を覆う大規模な洪水に見舞われたパキスタンで、感染症の蔓延が深刻化している。

世界保健機関(WHO)は22日、20万4000人以上が急性の下痢を訴え、
疥癬(かいせん)など皮膚疾患の患者は26万3300人を突破したと発表した。
急性呼吸器感染症の患者は20万4600人を超え、数千人がマラリア感染の疑いがあるという。
いずれも被災地の不衛生な水が原因となっている。

WHOは「チャルサダ、ノウシェラ、ペシャワルでは水を原因とする疾患の大流行を防ぐため、
衛生的な飲み水の供給、環境危機への対応といった衛生面の対策が緊急課題となっている」と指摘した。
国営テレビによると、ギラニ首相は衛生当局や自治体、国連などの国際機関を集めて
健康危機への対応を協議する会議を24日に開催するよう呼び掛けた。

パキスタンの洪水ではこれまでに1500人以上が死亡、約2000万人が被災した。
シンド州シャダッドコットでは堤防が決壊し町全体が水没する危険が出てきたため、
約50万人の住民がトラックやバス、手押し車などに身の周り品を積んで緊急避難を始めた。
しかし脱出のための車両は不足し、住民の多くは避難先も決まっていない。

ソース  CNN 2010.08.23 10:17
http://www.cnn.co.jp/world/AIC201008230002.html
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