【コンビニ】猛暑特需 7月の売上高、14カ月ぶり増

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1酔っても送ってもらえない(100901)φ ★
日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した7月の全国コンビニエンスストア売上高(既存店ベース)は、
前年同月比0.5%増の6701億円で、14カ月ぶりに前年同月を上回った。梅雨明け後の猛暑で飲料や冷やし
めんなどを求める消費者が増えたためで、8月も同様だ。ただ客単価は下げ止まっていない。10月には
たばこの増税も控え、好調を持続できるかは不透明だ。

コンビニ売り上げが増加に転じたのは、猛暑効果が大きい。7月の清涼飲料やアイスクリームを含む加工
食品の販売は5.8%増。売り上げ全体の3分の1を占めるおにぎりなどの日配食品は、冷やし中華などの
調理めんが好調で3.5%伸びた。

これらを求める人で来店客数は2.3%増。来店客数が2%以上伸びたのは、たばこ自動販売機用成人識別
ICカードの導入で、たばこ購入客のコンビニへの来店が増える「taspo(タスポ)効果」のあった2009年6月
以来だ。

8月も基調は変わらない。最大手のセブン―イレブン・ジャパンは足元の販売状況について「今のところ7月
を上回る伸び率で推移している」という。

客足が戻る一方で、1人当たり購入額である客単価は7月も1.8%減り、20カ月連続の前年割れとなった。
落ち込み幅は4月以降、2%前後で回復の兆しが見えない。

各社は低価格志向の消費者をつなぎ留めるため、おにぎり100円均一販売や弁当と飲料などのセット購入
割引などを相次いで打ち出している。セブンイレブンは8月の1カ月間、通常147円のペットボトル入り飲料
13品目を125円で販売。サークルKサンクスは30日まで午前5〜10時に限定して、おにぎりと一部の茶系
飲料をセット購入するとレジで30円値引きしている。

天候要因に後押しされた7、8月に続き、9月はたばこ増税前の駆け込み購入が見込まれ、既存店売上高
はプラスを維持できる可能性が高い。だが10月以降はその反動も予想される。「スーパーや百貨店が前年
割れを続けるなどファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)はあまり変わっておらず、楽観はできない」
(セブン&アイ・ホールディングス幹部)との指摘もある。

ソース: 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819691E0E2E2E2EA8DE0E2E2EAE0E2E3E29C9CEAE2E2E2

※依頼があり立てました。