ハワイに「冷凍サンゴ・バンク」創設、種の保存試みる
2010年08月20日 21:00 発信地:ワシントンD.C./米国
【8月20日 AFP】米スミソニアン研究所(Smithsonian Institution)とハワイ大学海洋生物学研究所
(Hawaii Institute of Marine Biology)は合同で、ハワイの絶滅危惧種のサンゴを守るため、細胞を冷凍保存する
「サンゴ・バンク」を創設した。
オアフ(Oahu)島沖の小島ココナツ・アイランド(Coconut Island)に設置されたサンゴ・バンクには、すでに
マッシュルーム・コーラルと呼ばれるクサビライシと、ライス・コーラルの精子と胚細胞が納められた。さらに保存する
ハワイ産サンゴの種類を拡大していくという。
ハワイ周辺の岩礁は、農業排水による汚染やダイナマイトを使った漁法などによって存在が脅かされている。
科学者たちは「今すぐ行動しないと、サンゴ礁とそれに頼って暮らす生物の多くは今後40年以内に消滅してしまう
だろう」と警告している。(c)AFP
ソース: AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2749687/6088315 ※依頼があり立てました。