◆ロシア、2010年に穀物輸入は行わない=農務省
[モスクワ 20日 ロイター] ロシア農務省報道官は20日、同国は2010年に穀物輸入は行わないと言明した。
地元紙ペドモスティは19日、農務省幹部に近い筋の情報として、ロシアが今年、少なくとも500万トンの穀物を輸入する可能性が
あると報じた。
アクシオノフ報道官は「ロシアは2010年に穀物を輸入しない。国内に十分な穀物がある」とし、「(輸入をめぐる)うわさは市場を
過熱させるために、一部の不正な穀物トレーダーが利益を上げる目的で流している」と述べた。
アナリストはこれまでに、世界第3位の小麦輸出国ロシアが10年超ぶりに穀物輸入を余儀なくされる可能性があるとの見方を示
している。
農務省の2010年穀物生産見通しは6000万─6500万トン。前年は9700万トンだった。
報道官は、生産が例え見通しの下限付近になったとしても、繰越在庫の2400万トンを合わせ、国内の需要に必要な7700万トン
を十分に満たすことができる、と述べた。
ソース:ロイター 2010/08/21 04:47
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-16870820100820