【アメリカ】ゼネラル・モーターズ、株式の再上場を申請

米自動車大手ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は１８日、米証券取引委員会（ＳＥＣ）に株式の再上場を申請した。
これにより、公的管理脱却への道筋が見えてきた。

同社は、ニューヨーク証券取引所に普通株を上場するとしているが、
発行株式数は明らかにしていない。同時に優先株も発行するという。
一方、米財務省は保有する同社の普通株を売却することに同意したとしているが、売却株数については触れていない。

再上場による資金調達額は、米国史上最大規模の１００億〜２００億ドルになるとみられる。
アナリストらは、上場の時期を年内と見込んでいる。

昨年経営破綻（はたん）し、公的資金による支援を受けたＧＭの株式は
現在、公的資金、過去の債券保有者、組合の管理するトラストファンドが保有している。
そのうち普通株の６０．８％を米財務省が、１７．５％をカナダ政府が保有している。

返済に向けてはＧＭの時価総額が６７０億ドル程度に達する必要があるとされる。
専門家は時価総額が６４０億〜９００億ドルになると予想しており、この水準を達成できる可能性もあるが、まだ確実とは言えない。

ＧＭは再上場申請書類の中で、主なリスク要因として、
自動車販売の低迷、キャッシュフロー不足、コスト削減計画上の問題、政府関与の影響などを指摘している。

ＧＭの株式再上場は以前から予測されていたものだった。
同社が先週発表した四半期決算は過去６年で最高の利益を計上。
エド・ホイッタカー氏に代わりダン・アカーソン氏が最高経営責任者（ＣＥＯ）に就任する計画も発表されていた。


ソース　　CNN　2010.08.19 10:26
http://www.cnn.co.jp/business/AIC201008190003.html

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