猛暑の中、ローソンとサークルKサンクスが17日、新作おでんを投入するなど、コンビニ各社の“おでん対決”がヒートアップしている。
すでにおでんを販売中のファミリーマートは同日、全品10円割引きセールを開始。セブン−イレブンは発売日を前倒しした。
味や価格で違いを強調、猛暑顔負けの熱い戦いが始まっている。
猛暑で冷たい食べ物に飽きている人が多いとにらみ、おでんの発売時期を前倒ししたのがセブン−イレブン。
この数年、8月13〜18日だった発売日を、今年は10日に早めた。冷房の効いたオフィス街の人が買うなど、出だしは順調だという。
同社は高まる健康志向に考慮し、今年初めておでんの売り場にQRコードを表示。
携帯電話でコードを読み取ると、具材の原材料や栄養成分、カロリーが確認できる。
アレルギー体質の子供や健康管理に敏感な高齢者など、幅広い購買層を想定した。
ローソンも健康志向を意識し、つゆの塩分を昨年比約20%削減した。具材をすじ(関東)、玉コンニャク(東北)など
地域別メニューを拡充。昨年300万個を売り上げたおでんつゆをかけて食べる「さぬきうどん」を今年も発売し、集客アップを目指す。
他店に先駆け、3日から新作おでんを展開するファミリーマートは、猛暑の影響で室内で冷めたおでんを食べる人が増えることを想定。
調味料を抑える一方、かつおやコンブ、地鶏などのだしの味を強調することで冷めても味が変化しにくいよう工夫した。
「ソース味なお好み天」など変わり種も用意。17日から17〜22時限定で全品10円引きセールを実施(23日まで)。
早くからアピールすることで、気温が下がったタイミングでの顧客の囲い込みを狙う。
サークルKサンクスは長引くデフレ不況を意識し、値段を80円と100円の2価格帯にして発売。
最も高い具材で昨年の160円から60円引きと大幅に値下げた。担当者は「コンビニの定番だからこそ買いやすさが求められている」と話す。
以下ソース:Business News誠
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1008/19/news017.html ファミリーマートは猛暑の中、おでんをレジ横の目立つ場所に置いてアピールする=17日、東池袋のファミリーマート・サンシャイン南店
http://image.itmedia.co.jp/makoto/articles/1008/19/ah_oden.jpg