★漢検協、外国人向けビジネス日本語テスト中止へ
財団法人「日本漢字能力検定協会」(京都市下京区)が、外国人向けの「ビジネス日本語
能力テスト(BJT)」を今年度限りで中止することがわかった。
BJTは、日系企業での就職を希望する外国人らが対象。同協会は2008年に日本貿易
振興機構(ジェトロ)から運営権を3億3600万円で買い取り、09年度から試験を実施したが、
同年度の受検者は6590人にとどまり、約1億2000万円の赤字となった。同協会では
改善の見通しが立たないとして、11月の試験を最後に中止を決めた。
池坊保子理事長は「BJTは(背任罪で公判中の)元理事長らが現状を把握しないまま
買い取ったもので、赤字を漢検の受検料収入で穴埋めする意義が見いだせない。国内の
企業や大学などと連携し、より受検者のニーズに合ったものに中身を変えて再開できれば」
としている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100818-OYT1T00924.htm?from=main4 (2010年8月18日20時20分 読売新聞)