米兵として日本に駐留した日系2世が撮影した、終戦直後の日本の風景写真を紹介する特別展示が13日、
横浜市中区のJICA横浜海外移住資料館で始まる。終戦当時としては珍しい、貴重なカラー写真70枚を紹介する。
撮影したのは、1945年11月から1年間、駐留軍として日本に駐留した日系2世のリチャード・H・コサキさん(85)
=ハワイ在住。陸軍情報部に所属していたコサキさんは、ジープで国内を回りながら撮影した風景写真224点を
同館に寄贈しており、この中から展示した。
PX(進駐軍のための売店)として接収された銀座の店舗など、占領下の東京都心部の様子をはじめ、
京都・二条城前に止められた米軍の連絡用小型飛行機、空襲でがれきとなった大阪市街地、戦火を免れた地方など、
日本各地の終戦直後の風景が映し出されている。
同館では「戦後の風景とともに、戦争のはざまで生きた日系アメリカ人の存在についても知ってもらえれば」と来場を
呼び掛けている。
9月26日まで。入場無料。月曜休館。問い合わせは同館まで。
ソース: 神奈川新聞
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1008120050/ PXとして接収された銀座の服部時計店(現・和光)=撮影・リチャード・H・コサキ、JICA横浜海外移住資料館収蔵
http://news.kanaloco.jp/common/user/news/photo/1/100812/7_231505.jpeg ※依頼があり立てました。