◆野村HDが農業参入、経営助言やトマト栽培
野村ホールディングス(HD)は13日、農業関連ビジネスに参入すると発表した。
新会社を10月に設立し、自治体や地方企業に農業経営に関する助言を行うほか、千葉県でトマト栽培
を始める。地域経済を活性化し、金融サービスの顧客拡大にもつなげたい考えだ。企業の農業参入に関す
る規制が見直され、外食や流通大手などの参入が相次いでいるが、大手金融機関では初めてという。
新会社は「野村アグリプランニング&アドバイザリー」で、野村HDが100%出資する。約10人の
体制でスタートし、野村証券の全国173の支店網が持つ人脈や情報を活用する。農事組合法人「和郷
園」(千葉県香取市)や大学など外部の専門家の協力も受ける。
新会社が10月に設立する「野村ファーム」では農産物の生産を手がける。温度や光を制御して効率的
に農産物を生産する「植物工場」を千葉県で借り、高糖度トマトの栽培・販売を行う。自社で生産まで手
がけ、流通・販売を含めた農業のノウハウを蓄積する。生産する農産物の種類を増やすことも検討する。
ソース:YOMIURI ONLINE (読売新聞) 2010/08/13 21:44
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20100813-OYT1T01002.htm 画像:
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20100813-975231-1-L.jpg