東京・駒沢オリンピック公園野球場で開かれていた第20回世界少年野球東京大会が
5日に閉幕した。最終日は気温33度超の真夏日。1時間に及ぶ閉会式では、刺すような
日差しが24カ国約230人の子どもたちに降り注いだが、一人のリタイアもなかった。
「みなさんの真剣な姿を一生忘れません」。主催する世界少年野球推進財団の理事長を務める、
福岡ソフトバンクの王貞治会長(70)の声も感動の色を帯びていた。
1990年のロサンゼルス大会から歴史を刻む大会で、今回まで4千人以上が参加。
アフリカや欧州からの参加も多い。野球を知らず、ボールを握ったことさえない少年少女も
白球を通じて友情をはぐくんできた。
東京大会は、歌舞伎や和太鼓など日本文化にも触れながらの1週間。貴重な国際交流だと思う。
サッカーのワールドカップとはひと味違った「世界」を感じさせる大会だった。 (久保)
東京・駒沢オリンピック公園野球場で開かれていた / 西日本新聞
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