◆第92回全国高校野球選手権大会第6日 ▽2回戦 土岐商15―2八頭(12日・甲子園)
スタメンの平均身長168センチという岐阜の“ちびっ子軍団”が、大舞台で暴れ回った。
16安打15得点の土岐商が、77年の初出場から33年かけて、春夏通じて甲子園初勝利を手に入れた。
5回1死満塁で2ランスクイズも決めた。7番・安福毅人(たかひと、3年)のバントは三塁前へ転がった。
八頭の三塁手が一塁へ送球する間に、二塁走者・田中健嗣(けんじ、2年)はノンストップで三塁ベースを
蹴ってホームイン。「練習試合でもやったことがないけど、二遊間が全く(自分を)見ていなかったので
狙ってやろうと思った」。田中は試合を決める7点目に笑顔だった。
3回戦の相手は優勝候補の東海大相模だ。しかし、岐阜県勢は昨夏に県岐阜商が、今春は大垣日大が
甲子園でベスト4に進出した。工藤昌義監督(45)は「相手は皆、大きくてパワーがある。ウチは今日の
ような野球しかできませんから」。大きな相手に立ち向かう土岐商ナインが旋風を巻き起こす。
平均168センチ土岐商、2ランスクイズで初勝利…夏の甲子園第6日:高校野球:野球:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/hs/news/20100812-OHT1T00321.htm