ミクシィは8月12日、8月10日より断続的に閲覧しづらい状況になっていた
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS) 「mixi」のアクセス障害が解消し復旧したと発表した。
アクセス障害の原因は、mixiのデータベースへの負荷軽減のために導入しているオープンソースのデータキャッシュシステム
「memcached」が複数同時に異常終了したことに伴い、データベースへの負荷が急増したためだという。
このアクセス障害による、ユーザーのデータへの影響はないとのこと。
ミクシィでは、再発防止策として(1)データキャッシュシステムへの負荷を軽減する措置を施す、
(2)データキャッシュシステムが異常終了せず処理を継続して高い堅牢性を保つ手法を調査する、
(3)データキャッシュシステムの障害の影響範囲の局所化を検討、実施する、としている。
今回のアクセス障害について、ミクシィ代表取締役社長の笠原健治氏は、ユーザーに謝罪した上で
「今後このようなことが起きないよう、再発防止策を実施し、安定したサービスの提供に取り組んでまいります」とコメントしている。
◆アクセス障害の経緯
8月10日
* 17時20分頃:データキャッシュシステムの不具合により、mixiが閲覧しづらい状況となる
* 17時30分頃〜:復旧作業を実施し、利用できるユーザーを段階的に拡大
* 23時30分頃:復旧作業の結果、全てのユーザーが利用可能となる
8月11日
* 11時20分頃:再びデータキャッシュシステムの不具合が発生し、mixiが閲覧しづらい状況となる
* 11時30分頃〜:原因詳細の特定作業を実施
* 22時50分頃〜:原因の詳細を特定、復旧作業を実施し利用できるユーザーを段階的に拡大
8月12日
* 1時50分頃:復旧作業の結果、全てのユーザが利用可能となる
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