8月の日銀月報、景気「緩やかに回復しつつある」で据え置き
2010/8/11 14:29
日銀は11日、8月の金融経済月報を公表した。景気の現状について「緩やかに回復しつつある」との判断を
4カ月連続で据え置いた。先行きについても「緩やかに回復していく」との見通しを改めて示した。
個別項目では、輸出や生産は「増加を続けている」とした。雇用・所得環境は「引き続き厳しい状況にはある
ものの、その程度は幾分和らいでいる」とし、設備投資も「持ち直しに転じつつある」と前月の判断をいずれも
踏襲した。個人消費については「持ち直し基調を続けている」とした。
輸出や生産の先行きについては、前月は「増加ペースが次第に緩やかになっていくと見られる」としていたが、
足元で輸出に鈍化傾向が現れているとして「次第に」を削除。ただ「増加基調を続けると見られる」との判断は
据え置いた。
個人消費や設備投資などの国内民間需要は「持ち直しを続けるものの、そのペースは緩やかなものにとどまる
可能性が高い」と判断を据え置いた。国内企業物価も、国際商品市況が悪化していることを受け「当面、弱含み
で推移すると見られる」との見方を変えなかった。
コマーシャル・ペーパー(CP)と社債市場に関しては、前月は「総じてみれば良好な発行環境が続いている」として
いたが、低格付け企業の起債に広がりが見られることから「総じてみれば」を削除。判断を前進させた。金融緩和の
状況については「企業収益との対比では効果が強まりつつある」との表現を維持した。〔NQN〕
ソース: 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381949EE3E3E2E5E28DE3E3E2EAE0E2E3E2E2E2E2E2E2E2 関連スレ:
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