◆米国防総省、幹部職削減へ 統合戦力軍は1年で廃止
【ワシントン共同】ゲーツ米国防長官は9日の記者会見で、文民、軍人の幹部職の削減や、数千人が所属する統合戦力軍
の廃止を柱とする国防総省の組織改革案を発表した。昨年来の装備品調達の見直しに続き、組織面のリストラ策によって国
防予算の効率化を図る考えだ。
ゲーツ長官は文民と軍人の幹部職について、総数を2010会計年度(09年10月〜10年9月)のレベルで凍結すると表
明。その上で、文民は最低150人、軍人は同50人分の役職を、いずれも2年以内に削減するとした。具体案を11月1日ま
でにまとめる。
統合戦力軍は1年以内に廃止となる方針。同軍は太平洋軍や欧州軍などと並ぶ統合軍の一つで、即応兵力の確保や装
備、戦術の評価を主任務とする。
ゲーツ長官は組織内で働く民間請負業者を15年までに、3万3千人減らすことや情報部門の予算削減も指示した。
ソース:47news←共同通信 2010/08/10 07:11
http://www.47news.jp/CN/201008/CN2010081001000059.html