県立坂本龍馬記念館(高知市浦戸)で先月27日に盗難被害に遭い、郵送で返却された龍馬人形(高さ40センチ)を、
同館が再び展示している。
森健志郎館長は「返すのには勇気がいったと思う。今後も多くの観光客に見てもらいたい」と人形の帰還を喜んでいる。
同館によると、盗まれた龍馬人形は1日午後2時20分頃、ゆうパックで届き、「ごめんなさい。すいませんでした」と
書かれた謝罪メモと一緒に同封されていた。
龍馬ファンらしく「坂本」を名乗り、住所や電話番号は架空のもので、国立郵便局(東京都国立市)から発送されていた。
人形は、右ほおに少し傷があるほかに目立った損傷はなかった。同館2階の「坂本家の居間」の木棚の上に戻され、
「1週間前から江戸に旅に出ちょった」と、ユーモアたっぷりに盗まれた経緯を説明するプレートを添えた。
家族で訪れた徳島市の会社員新居貴幸さん(41)は「盗まれた人形が返ってくるとはびっくり。世の中捨てたもんじゃ
ないね」と話していた。
(2010年08月06日 読売新聞)
ソース: 読売新聞
http://otona.yomiuri.co.jp/trip/news/100806tb03.htm 再び展示された坂本龍馬の人形(高知市の県立坂本龍馬記念館で)
http://otona.yomiuri.co.jp/trip/photo/news/100806tb03_300.jpg ※依頼があり立てました。