【国際/経済】インドネシア中銀、デノミ検討 ASEAN共通通貨にらみ

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インドネシア中銀、デノミ検討 ASEAN共通通貨にらみ

2010/8/3 20:30

インドネシア中央銀行は3日、自国通貨ルピアのデノミ(通貨呼称単位の変更)を検討していることを明らかにした。
2020年ごろに現在の1万ルピア(約100円)を、1〜10ルピアぐらいにしたい考えとみられる。東南アジア諸国連合
(ASEAN)が共通通貨を導入するための準備の意味もあるという。

中銀は年内に詳細な実施案を作り、政府や国会との合意をめざす。トルコなどの前例を研究し、徐々に変更していく
方針だ。

今の案では、13年から新単位と同じケタ数にした「新通貨」と明記した紙幣と硬貨を発行。約3年間は新旧のおカネを
併用し、商店などには2種類の値段を表示するよう促す。16年から旧紙幣・硬貨を回収し、20年ごろから「新通貨」と
表記しない新単位の紙幣と硬貨を流通させる。

ルピア相場は1ドル=約8900ルピアとケタが大きい。物価上昇率が比較的低水準で、政治も安定している今ならデノミが
可能と判断した。ASEANは経済統合を進めており、中銀は「将来の共通通貨導入に備え、近隣国の通貨とケタを合わせる
ことも目的のひとつ」(ブディ・ロハディ副総裁)と説明した。(ジャカルタ=野沢康二)

ソース: 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C9381959FE2E1E2E1EA8DE2E1E2EAE0E2E3E29494E0E2E2E2