陸上自衛隊真駒内駐屯地に勤務していた自衛官が格闘技の訓練中に死亡したのは、上司らが安全配慮を怠ったからだ
として、この自衛官の遺族らが、3日、国に9200万円余りの支払いを求める訴えを札幌地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、札幌市南区の陸上自衛隊真駒内駐屯地に勤務していた島袋英吉さん(当時20)の父の
勉さん(51)と、母の律子さん(43)の2人です。
訴えによりますと、英吉さんは、平成18年11月、格闘技の訓練中、投げ技をかけられて倒れた際に意識を失い、死亡
しましたが、このときの上司らが、無理な訓練をさせるなど、安全配慮を怠ったとして国に9200万円余りの支払いを
求めています。
提訴のあとの記者会見で、父親の勉さんは「英吉が亡くなって3年余り、暗い闇を歩いてきたような気持ちです。自衛隊は、
どうして英吉が死んだのか明らかにしてくれない。私たちはただ真実が知りたい」と話しました。
08月03日 19時46分
ソース: NHKニュース
http://www.nhk.or.jp/lnews/sapporo/7003072261.html ※依頼を受けて立てました。