動物胚に人のiPS移植へ 東大医科研、国内初
人間の皮膚などから作製した人工多能性幹細胞(iPS細胞)をマウスなど動物の胚(受精卵)に移植する研究を、
東京大医科学研究所の中内啓光教授らが計画、届け出を受けた文部科学省の専門委員会は28日、クローン技術
規制法に基づく指針に適合しているとして承認した。
2001年に制定された指針は、動物の胚にヒトの細胞を移植する「動物性集合胚」の作製を認めていたが、国に
研究計画を提出したのは初。近く研究を始める。人間や動物の子宮への移植は禁止されている。
届け出などによると、中内教授らの研究は、最終的に豚の体内で人間の臓器を作る目的。そのためには、発生初期の
段階で人間と動物の細胞が混ざり合って正常に成長する能力(キメラ形成能)が必要になるが、人間のiPS細胞には
この能力はないかもしれないとされている。
中内教授らの計画は、マウスや豚、鳥の胚に人間のiPS細胞を移植し、キメラ形成能があるかどうかを評価する。
数日間程度観察後、廃棄または標本にするという。
ソース: 47NEWS
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010072801001035.html ※依頼があり立てました。
★硫黄島の日本兵埋葬、米公文書に数千人分情報
太平洋戦争末期の激戦地となった硫黄島(東京都小笠原村)での戦死者の遺骨収集作業について、
阿久津幸彦首相補佐官は30日、米国の公文書から新たに大がかりな埋葬情報が得られたと発表した。
最大で日本兵数千人分に及ぶ可能性があり、政府は菅首相の特命で、8月に阿久津氏をリーダーと
するチームを発足させ、今年度中にも発掘を始める考えだ。
米国立公文書館に保管された米軍戦闘部隊の行動記録などを確認したところ、島南部の摺鉢山付近に
日本兵の集合埋葬地を作ったとの記述があった。阿久津氏によると、この埋葬地だけで、最大約
2000人が埋葬されている可能性があるという。
このほか、場所は特定されていないが、約2000人分と約200人分の集合埋葬地が2か所あると
いう記録なども見つかった。
硫黄島では、日本軍約2万2000人が戦死したとされる。これまでの発掘作業は地下壕を主な
発掘場所としていたことなどもあり、現在までに収集できた遺骨は約8700柱にとどまっている。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100730-OYT1T01004.htm