30日午後7時50分頃、矢板市富田のJR東北線の下を走る市道で、冠水
状況を確認していた矢板署警備課長の稲沢金五郎警部補(53)が乗用車に
はねられた。
稲沢警部補は病院に運ばれたが、頭を強く打って死亡した。車は逃走し、同
署はひき逃げ事件として捜査している。同署によると、ガード下には深さ約
20センチの水がたまり、稲沢警部補は交通規制の準備中、ガード下に入り
込んできた白っぽい乗用車にはねられた。
宇都宮地方気象台は、同日午後6時25分、矢板市を含む県北部に大雨洪水
警報を発令していた。
現場付近の主婦(33)は「7時過ぎに近くを車で走った時は、前が見えな
い程の雨だった。警察官がはねられるなんて怖い。早く犯人が捕まってほし
い」と声を震わせた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100731-OYT8T00056.htm