全国19の労災病院で実施している「勤労者 心の電話相談」の相談件数が、
2009年度は2万5725件にのぼり、00年度の調査開始以来最多となったことが、
労働者健康福祉機構のまとめでわかった。雇用情勢の悪化を受け、無職の相談者も
以前より増加傾向にあるという。
相談内容(重複あり)を「職場」「精神」「体調」に分類すると、目立つのは精神に関する相談。
中でも「将来に対する不安感」は9947件と前年度より13%増えた。
「落ち着けない」(7388件)、「イライラ・不安定」(5693件)、
「孤独感」(4319件)と続く。
同機構は「雇用も含め、経済・社会情勢が不安定で、将来の展望が開けない人が
多いのではないか」と分析する。
職場に関する相談で最も多かったのは、「上司との人間関係」(2741件)。
「同僚との人間関係」(1977件)、「その他の人間関係」(1628件)と続き、
人間関係に関する相談が上位を占めた。
また、体調に関するものでは、「不眠」(2569件)が前年度比12.3%増で
トップ。他にも「疲れやすい」(1774件)、「倦怠(けんたい)感」(1434件)など、
前年度より10%以上増えた項目が多かった。
*+*+ asahi.com 2010/07/28[23:42:24] +*+*
http://www.asahi.com/job/news/TKY201007280600.html