★【裁判員裁判】遺体写真を白黒にする配慮 鹿児島地裁
2010.7.28 19:10
交際していた女性を刺殺したとして、殺人罪に問われた倉狩四男被告(56)の裁判員
裁判で、鹿児島地裁の平島正道裁判長は28日、懲役12年(求刑懲役15年)の判決
を言い渡した。
判決後の会見で、裁判員を務めた女性は「検察側が提出した遺体の写真に最初は
身構えたが、血の色が分からないよう白黒写真にするなど配慮されていた。証拠として
冷静に見ることができた」と感想を述べた。
弁護側は殺意を否認、傷害致死罪の適用を主張したが、平島裁判長は「鋭利な刃物
を左胸付近に突き出しており、殺意があったと容易に認定できる」として退けた。判決に
よると、倉狩被告は昨年11月11日未明、鹿児島県南さつま市の自宅で、交際していた
同市の飲食業、前田フジ子さん=当時(61)=と口論になり、包丁で刺して失血死させた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100728/trl1007281911014-n1.htm