【経済】首都圏コンベンション施設が苦戦 脱・定番で誘致合戦
展示会や国際会議などに使う首都圏のコンベンション施設が生き残りをかけて奔走している。景気の影響を受けて展示会
などの開催件数は減少傾向にある。一方、アジア諸国で開く件数は増えており、日本の首都圏に位置しているという優位性
は薄れつつある。危機感を募らせた各施設は、特長を生かしたイベントの誘致に躍起になっている。
「アジアで一番優れた複合コンベンション施設です」。5月に独フランクフルト市で開いた学術系の国際会議の商談会。横浜
国際平和会議場(パシフィコ横浜、横浜市)の営業担当者は会議誘致に熱弁を振るった。
パシフィコ横浜は会議室50室と5000人収容のホール、面積約2万平方メートルの展示場を備える。11月のアジア太平洋経済
協力会議(APEC)首脳会議の会場にもなる。
海外もライバル
だが「待ちの姿勢では国内外のライバルに需要を奪われる」(パシフィコ横浜の桜井秀夫常務)。展示場面積は東京ビッグサイト
(東京・江東)の約8万平方メートル、幕張メッセ(千葉市)の約7万2000平方メートルに劣る。大規模な見本市ではなく、
展示会や講演会、会議など同時開催する例が多い国際的な学会をターゲットに売り込む戦略だ。
パシフィコ横浜は大学教授ら研究者と連携。国際学会誘致に取り組む研究者に資料作成費や渡航代など最大100万円を
補助する。「これまで11回支給して8回誘致に成功した」(桜井常務)
幕張メッセが会場だった東京モーターショーを2011年から開くことが決まった東京ビッグサイト。だが同社の笹川文夫理事は
「厳しい環境は続きそうで新規利用の促進に取り組む」と話す。
様々なイベントを取り込もうと営業を強化しており、経験者の中途採用も始めた。昨年末には主に見本市会場向けの展示場で
ロックコンサートも開催した。
幕張メッセが狙うのも「音楽イベントやゲームなどコンテンツ系のイベント誘致」(中村俊彦社長)。モーターショーの要員を新規
分野の開拓に振り向けるなど営業強化に余念がない。
メッセの中核施設を保有する千葉県も経営テコ入れに乗り出した。11年度からの運営を担う指定管理者を公募し、営業強化や
採算向上につなげたいとしている。
(
>>2以降に続きます)
ソース: 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C889DE3E3E7E7E6E7E1E2E0E1E2E5E0E2E3E29EE5E3E2E2E2
(
>>1の続き)
中止・縮小相次ぐ
各施設の経営環境は厳しさを増している。景気低迷で企業の出展意欲が低下し、展示会の中止や縮小が相次いでいる。
ビッグサイトの09年度の展示会件数は319件と過去5年間で最少だった。
幕張メッセの入場者数は東京モーターショー開催年だった09年度が約482万人。前回のモーターショーを開催した07年度より
2割以上減った。
景気の影響が小さいとされる国際会議も予断は許さない。国際観光振興機構によると08年の日本の国際会議開催件数は
07年比28%増の575件。対してシンガポールは37%増の637件と日本を上回る。中国や韓国は各300件弱だが追い上げは
著しい。
規模を追ったり国際色を強めたりすることに執着せず、地元密着を打ち出す施設も出てきた。大宮ソニックシティ(さいたま市)
は1番大きな展示場でも面積は約800平方メートル。ホールの収容人数は約2500人と他の施設に比べると規模は小さいが、
主な施設の利用率は年平均80〜90%と高水準を維持している。
カギは県内の医学系大学への積極的な営業だ。医学関連イベントを積極的に誘致し高い利用率につなげている。
ただ、リーマン・ショック後に展示場の利用率は60%を割り込んだ。そこで始めたのが展示場を中規模ホールとして使ってもらう
提案営業。講演会や会議後の懇親会場などの需要を掘り起こす。
国内外のライバルとの競争が厳しくなるなか、声がかかるのを待つだけでは生き残りは難しい。施設の個性を打ち出して新規
需要を取り込めるかどうかが問われている。
(終わり)
>幕張メッセの入場者数は東京モーターショー開催年だった09年度が約482万人
コミケの入場者数が一回で50万人超だとか胸が熱くなるな。
4 :
名前をあたえないでください:
>幕張メッセの入場者数は東京モーターショー開催年だった09年度が約482万人
>コミケの入場者数が一回で50万人超だとか胸が熱くなるな。
年二回で100万人かw
逃がした魚は大きいね
コミケはメッセに決別宣言してるんだっけ