【モスクワ時事】日本とロシアの外務・防衛当局者による安保協議が23日、
モスクワで行われた。日本側はロシアが最近、北方領土の択捉島で軍事演習を
実施したことについて、「わが国の立場から受け入れられない」と抗議した。
日ロ安保協議は2001年3月に始まり、今回が5回目。
日本側の発表によると、韓国哨戒艦沈没事件では、「北朝鮮が国際社会の懸念
に真剣に耳を傾けるかを見極めながら対応する必要がある」との認識で一致。
イラン核問題でも双方は、同国が対話のテーブルに戻るよう引き続き促すこと
が重要とした。
日本側からは佐々江賢一郎外務審議官、大江博防衛省防衛政策局次長らが出
席。ロシア側からはリャプコフ外務次官らが参加した。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010072301043