★公正な判決求め 高裁へ署名提出
阿久根市の竹原信一市長が人件費の張り紙をはがした元係長の男性(46)を懲戒免職
処分にした問題で、処分の取り消しを命じた鹿児島地裁判決を不服とした市民グループが
14日、記者会見を開き、「公正な判決を求める」とした署名簿を15日に福岡高裁宮崎支部
に提出すると発表した。
「公正な判決を求める市民の会」によると、署名は市長派市議4人を含む約100人が5月
下旬から約1か月かけて集めた。6475人分で、氏名と住所が書かれているが、代筆や市外
在住者、子どもも含まれている。署名簿に法的な拘束力はない。
農園業の石原康徳会長(62)は「地裁判決は公務員優位の内容で不信感を持っている」
と述べた。
4月9日の地裁判決は、「社会観念上著しく妥当性を欠く」と指摘し、男性の処分を取り消した。
市側は同支部に控訴し、今月23日に控訴審の第1回口頭弁論が開かれる。
(2010年7月15日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kagoshima/news/20100715-OYT8T00207.htm