1億個以上の星を投影できたり、3D(3次元立体)映像が楽しめたり、都内のプラネタリウムが
最新鋭の技術によって進化。さらに東京スカイツリーの商業施設にも最先端のドーム
シアターができる予定で、エンターテインメント性は高まる一方だ。
5月にリニューアルオープンした世田谷区立教育センターのプラネタリウム。天の川も
一つ一つの星で表現しているというリアルさが売りだ。1億4千万個もの恒星を映し出す。
「肉眼で見える星は、6千個ぐらいと言われています。それよりずっと多い、世界で最も多くの
数の星を映すことができます」。解説員が説明すると、小学生から歓声が上がった。
平日は区内の学校が利用するが、週末は一般に開放。子ども向けのプログラムや、満天の星空を
眺めながら音楽を聴く企画もスタートした。
一方、3Dの迫力ある星空を上映するのは、東京・台場の日本科学未来館。映像はフルハイビジョンの
8倍という超高精細。専用のメガネをかけると、惑星や星々が目の前に降り注いでくるようだ。
地球や銀河系の成り立ちを紹介する3Dのプログラムのほか、詩人の谷川俊太郎さんが
プロデュースした番組もあり、週末は入場券を求めて行列ができる。
東京スカイツリーのふもとにできるドームシアターは、これまでのプラネタリウムの枠組みを
超える“進化系”を目指す。直営館を持つコニカミノルタプラネタリウムが企画、運営。2012年春の
開業に向け、音響や照明にもこだわり、新しいランドマークを意識したプログラムも検討中という。
2010年07月06日
http://www.47news.jp/localnews/tekuteku/attokyo/162163.php