【栃木】土地改良区訴訟 前理事長に１５６０万円支払い命令

　前理事長が業務を怠り、県の助成金が打ち切られるなど損害を被ったとして、塩那台地土地改良区（阿見正二
理事長）が、黒尾和栄前理事長（６１）に約１５７０万円の支払いを求めた損害賠償請求訴訟の判決が２９日、
宇都宮地裁大田原支部であった。影浦直人裁判官は「助成金が打ち切られないようにする義務を怠り、支給され
るはずだった助成金に対し賠償責任を負うべき」として黒尾前理事長に１５６０万円の支払いを命じた。

　判決によると、同改良区は、土地改良事業に関して県に２００６年度の助成金（３４０万円）の交付を申請し
ていたが、同事業の０５年度の負担金を納付しなかったため、県は助成金の交付中止を通知した。黒尾前理事長
は、理事会の決議に基づき、負担金を一部でも納付して助成金の中止決定がされないようにする義務を怠った、
としている。黒尾前理事長は「心外な判決。内容を精査して今後の対応を考えたい」と話している。

ソース：読売新聞「土地改良区訴訟 前理事長に１５６０万円支払い命令」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100630-OYT8T01172.htm

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>>31