大企業全産業の設備投資、4.4%増 2010年度計画、日銀短観
2010/7/1 8:50
日銀が1日発表した6月の企業短期経済観測調査(短観)によると、2010年度の設備投資計画は大企業全産業で前年度比
4.4%増となり、前回3月調査の0.4%減からプラスに転じた。企業収益の回復や設備の過剰感の後退などを反映した。
大企業のうち、製造業の10年度計画は3.8%増、非製造業は4.6%増。中小企業は製造業が9.1%減、非製造業が17.6%減で、
中小・全産業は15.5%減となった。
収益計画では、10年度の大企業全産業の場合で、経常利益が前年度比21.6%の増加。3月時点は21.1%の経常増益を見込んでいた。
業種別では製造業が43.8%増、非製造業は8.7%増。中小企業は全産業で17.2%増を見込んでいる。
10年度の売上高は、大企業全産業で前年度比4.7%増を見込んでいる。製造業は6.2%増、非製造業は3.7%増だった。〔NQN〕
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381949EE2E3E2E38B8DE2E3E2E5E0E2E3E2E2E2E2E2E2E2