被害者参加制度を申し出=発砲警官の付審判で遺族−奈良
奈良県大和郡山市で2003年9月、逃走車両に警察官が発砲し、助手席の高壮日さん=当時(28)=が死亡した問題で、
特別公務員陵虐致死罪などで付審判決定を受けた奈良県警の警察官2人の公判を前に、母親の金順得さん(72)が30日、
検察官役を務める指定弁護士に被害者参加制度の利用を申し出た。
遺族側は公判への参加や、指定弁護士への意見、被告人に対する質問を予定しているという。特別公務員陵虐致死罪の
公判は裁判員となる。
奈良地裁の付審判決定によると、警察官2人は03年9月10日夜、大和郡山市の国道で、制止を無視してパトカーに
衝突を繰り返すなどして逃走した高さんらの車に発砲。助手席に乗っていた高さんの首などに2発を命中させ、死亡させた。
(2010/06/30-16:08)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date2&k=2010063000702