米成人肥満率が28州で上昇、低所得層で高い割合=調査
2010年 06月 30日 13:36 JST
[シカゴ 29日 ロイター] 米国では肥満が大きな社会問題となっているが、医療関連団体が29日に発表した報告書で、成人の
肥満率が28州で前年に比べ上昇したことが分かった。
それによると、成人の肥満率が高い州は南部に集中しており、上位11州のうち10州を占めた。ミシシッピ州が6年連続の1位で
33.8%。アラバマ州とテネシー州が31.6%で続き、25%を上回った州は全50州のうち38州となった。
また、白人よりも黒人やラテン系に肥満の多い州が40州以上に上ることや、年収5万ドル以上の成人は肥満率が24%なのに対し、
1万ドル以下は約35%となっていることも分かり、肥満が人種や収入と関連していることも浮き彫りになった。
また、今年の報告書では初めて子どもの肥満について聞き取り調査も実施。別の研究結果では、10代までの子どもの約3分の1が
肥満や体重過多とされているに対し、今回の調査では84%の親が自分の子どもの体重が健康的だと回答した。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-16069820100630