サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会が11日、開幕した。
4年に一度の祭典を盛り上げようと、県内では南アフリカの植物展が開かれ、
日本代表のユニホーム「侍ブルー」をイメージしたカクテルもお目見えした。
市民が集まって試合を観戦するパブリックビューイングもあり、世界の舞台に向けて応援ムードが高まっている。
(阿部峻介、斯波祥、大津正一)
岩舟町のとちぎ花センターの大温室では、企画展「ワールドカップ開催地の植物展」が始まった。
約50種、1千鉢に及ぶ植物が展示されている。
会場内には、南アフリカ原産のキングプロテアやペラルゴニウムなど、
色とりどりの花11種を選び、ベスト11として南アフリカのユニホーム姿で飾ったコーナーも。
アフリカ大陸に生息するカラフルな淡水魚も展示している。
日本チームが勝った翌日には入館者に花がプレゼントされる「ガンバレ日本」のイベントもある。7月11日まで。
大温室の入館料は高校生以上400円、小中学生200円、小学生未満は無料。
問い合わせは、とちぎ花センター(0282・55・5775)。
「カクテルの街」として知られる宇都宮市では、
カクテルバー「パークアベニュー」(同市塙田2丁目)に日本代表をイメージした青いカクテルが登場した。
考案したのはオーナーの福田弘樹さん(40)。
ラム酒と青、白のリキュール、トニックウオーターで日本代表のチームカラーの青色を出し、
砂糖漬けのサクランボで日の丸も表現した。
「SAMURAI GOAL!」の名前で大会終了まで売り出す。
1杯840円で、色の通りにさわやかな香りが特徴だ。
同店にはサッカーファンが多く、福田さんは「一緒に盛り上がれれば」。
得点を願い、日本チームがゴールを決めるごとに100円を引いていくという。
生中継を観戦できるよう、大会を控えて店内には約50インチのプロジェクターも用意した。
11日からは南アフリカで国内シェア90%を誇るビールも出している。
県内でのパブリックビューイングは、鹿沼市とさくら市で予定されている。
鹿沼市では市総合体育館(フォレストアリーナ)が会場。
500インチの白いブラインドを使い、試合を映し出す。閉館時間(午後9時)の都合から、
日本戦は14日夜のカメルーン戦と25日未明のデンマーク戦は録画放送になる。
19日午後8時半のオランダ戦は閉館時間まで放映する。
さくら市では、市氏家公民館の談話コーナーにある2メートル×3メートルの布製スクリーンでオランダ戦が観戦できる。
閉館時間を延長し、午後11時まで利用できる。収容人員は約50人で、禁酒禁煙。
ソース 朝日新聞 2010年06月12日
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001006110001