TOKYO(MRB.ne.jp)2010-06-12, 株ェ十八商会(旧商号:泰和商事梶A代表:中上鉄男氏)は、
5月27日に東京地裁へ自己破産を申請し、6月2日に手続き開始決定を受けた。
八十八商会は1995年(平成7年)2月に設立。設立当初は各種商品の貿易商社であったが、
その後は日本国内で銅やアルミを中心とした非鉄スクラップや鉄スクラップを買い付けて
上海の現地法人など中国向けに輸出することが中心となった。
2005年3月に現住所に本社ビルを購入し、都内のほか千葉、北九州、佐賀、沖縄、仙台、高知など
ピーク時は日本国内に7ヵ所のヤードを設置。
金属スクラップの相場が上昇したこともあり、2008年3月期には年売上高約155億3000万円を計上していた。
しかし、同期時点での有利子負債が金融機関からの借り入れや社債で約36億円に膨らんでいた。
さらに、2008年秋のリーマン・ショックで中国向け金属スクラップの需要が急減、
相場が大幅下落したことで売上高も大幅に減少し、大幅欠損を強いられていた。
このため2009年10月26日に会社分割を実施し、新会社が泰和商事の商号と業務を引き継いでいた。負債は現在調査中。
今現在、泰和商事は営業を続けているが、関係者によると負債は八十八商会で処理し、
新生・泰和商事として今後も営業を続けていくとのこと。
ソース MRB.ne.jp
http://mrb.ne.jp/newscolumn/2768-4.html