霊園の墓所で女性モデルのわいせつなポーズを撮影したとして、
東京区検は20日、礼拝所不敬と公然わいせつの罪で写真家篠山紀信さん(69)を略式起訴した。
警視庁が1月、篠山さんがヌード写真集「20XX TOKYO」のために結婚式場、
百貨店前など計12カ所で撮影したとして公然わいせつ容疑で書類送検。
表現の自由をめぐり論議になったが、検察当局は現場を墓所に絞って立件した。
礼拝所不敬罪は、仏堂、墓所などの礼拝所に対し、
公然と尊厳を汚す(不敬)行為で、法定刑は6月以下の懲役もしくは禁固、または10万円以下の罰金。
わいせつ事件で適用されるのは異例。
篠山さんは略式起訴を受け、おわびとともに
「この事件がきっかけになって、創造のエネルギーが抑止され、
表現することが窮屈になってしまわないだろうか」などと記した文書を公表した。
起訴状によると、篠山さんは女性モデルと共謀し2008年10月15日夜、
東京都港区の都立青山霊園の墓所で、モデルのわいせつなポーズを撮影する不敬行為をした、としている。
ソース 秋田魁新報 2010/05/20 18:20
http://www.sakigake.jp/p/news/national.jsp?nid=2010052001000545