国会で審議が進められている労働者派遣法改正案の抜本改正を求め、
自由法曹団の弁護士ら約150人が11日、東京・日比谷公園から国会までをデモ行進した。
参加者は小雨が降る中、
「派遣労働者の生活と権利を守ろう」
「正社員化と均等待遇を実現しよう」などと書いたのぼりやプラカードを掲げ、
「労働者をモノ扱いする派遣法を撤廃しよう」と声を張り上げた。
昨年末に弁護士になったばかりの本田伊孝さん(34)は、
派遣切りなどの労働相談を受けるうち、抜本改正によってしか現状が改まらないと感じ、デモに加わったという。
登録型派遣と製造業派遣を原則禁止とする政府案に対して、
本田さんは「登録型では専門性の高い26業種を例外とするなど抜け穴だらけ」と批判。
「このままでは派遣は一生、派遣のまま。改正に例外を設けないで」と訴えた。
ソース 秋田魁新報 2010/05/11 16:47
http://www.sakigake.jp/p/news/national.jsp?nid=2010051101000581