中朝関係に詳しい複数の消息筋は、北朝鮮からの特別列車が3日早朝に中国側の国境都市、遼寧省丹東市に到着したと明らかにした。
金正日総書記が乗っているとみられ、2006年1月以来約4年ぶり、総書記就任後では5回目となる訪中が開始されたもようだ。
同筋によると、丹東からベンツを含む約35台の車列が出発、同日午前、同省大連市内のホテルに到着した。
北朝鮮への投資を行っている企業がある大連を視察後、再び特別列車で北京に向かい、胡錦濤国家主席ら中国指導部と会談するとみられる。
韓国の聯合ニュースは、大連で1泊する可能性もあると報じた。
今回の訪中では、核問題をめぐる6カ国協議への復帰や、韓国哨戒艦の沈没などをめぐり、
金総書記がどのような認識や判断を示すかが焦点となる。
北朝鮮は、経済再建に向け中国の投資や支援引き出しに期待を抱いているとみられる。
後継者内定説がある三男、金ジョンウン氏が同行しているかどうかも注目される。
丹東駅では3日午前5時(日本時間同6時)ごろまで、国際列車用のターミナルが封鎖され、
駅周辺に約30台の警察車両が集結、厳戒態勢が取られた。
ソース 秋田魁新報 2010/05/03 11:55
http://www.sakigake.jp/p/news/main.jsp?nid=2010050301000146