東京・銀座の歌舞伎座閉場とともに、30日にのれんを下ろす隣接の人気店「歌舞伎そば」。常連客らの強い要望が
後押しとなり、場所を変えて営業再開が決まった。2013年の新生歌舞伎座の開場を見据え、職人は「ここでまた
そばを作りたい」と夢を膨らませる。
閉場が迫った26日午前、カウンター10席の「歌舞伎そば」はオープンと同時に満席に。出来たてのかき揚げを
小気味よく盛り付けるのは、この道約25年間の長谷川正春さん(69)。客がほお張るたびに「カリッ」
「ボリッ」とあちこちで響く。開店は1973年。その後店を任された長谷川さんが「よそにないものを」と生み出したのが、
野菜6種のかき揚げだ。今を時めく若手俳優も「けいこ中には浴衣姿で『いつものね』と気さくに食べに来た」。
閉場後は白紙だったが、客の紹介で歌舞伎座の裏手に空き店舗が見つかり、5月24日から新天地で営業を始める。
ソース:
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042901000550.html