内閣府が27日発表した国民の「幸福度」について初の意識調査で、「自分は幸せ」と感じている人の割合は、30代の61%を
ピークに年齢とともに低下し、70歳以上では44%にとどまった。男女別では、女性が男性を11ポイント上回った。年金や医療体制
への不安が色濃く反映される一方、雇用や子育てへの懸念も強いことが示された。
調査は「旧政権は経済成長だけを追い求めすぎた」と批判する鳩山政権の方針で実現したが、政権の課題を図らずも浮かび
上がらせる結果となった。
調査は15歳以上80歳未満の4千人を対象に3月に実施し、2900人から回答を得た。
「とても不幸」を0点、「とても幸せ」を10点として自己採点してもらったところ、幸福度が高いとされる7点以上とした人の割合は
29歳以下が55%、30代は61%、40代と50代は55%、60代は51%。70歳以上は44%と最も低かった。男性は48%、
女性は59%。
ソース(共同通信)
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042701000684.html ------------------------------------------------------------------------------------------------------
日本人が自分を幸福だと思う度合いは、10段階評価で平均6.5。内閣府が27日発表した国民生活選好度調査でこんな結果
が出た。欧州連合(EU)が2008年に行った同様の調査との比較では、最高だったデンマーク(8.4)には遠く及ばず、英国(7.4)、
ドイツ(7.2)、フランス(7.1)の主要各国にも劣る結果となった。
政府は昨年末の新成長戦略の基本方針で「幸福度を表す新たな指標」を開発すると明記。内閣府は今回の結果を指標づくりに
生かすが、6月にまとめる具体策には「間に合わない」(幹部)としている。
「今どの程度幸福か」との質問に対し、5点、7点、8点がいずれも20%程度。男女別にみると、7点以上を付けた人は女性の方が
多く、男性では全体の48%だったのに対し、女性は59%に上った。年齢別では30歳代の61%が7点以上のピークで、70歳代は
44%と低かった。
幸福に影響する要素としては、健康(69.7%)、家族(66.4%)、所得(65.4%)の三つの回答が多く、幸福感を高めるため
政府に求める政策としては、「公平で安心できる年金制度」(69.2%)や「安心して子育てできる社会」(64.9%)を上げる人の
割合が高かった。
ソース(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010042700735 -------------------------------------------------------------------------------------------------------
「日本人の幸福度は、10段階で6.5」――。内閣府は27日に発表した国民生活選好度調査で、国民がどれだけ自分が幸せと
感じているかを数字で示す「幸福度」を発表した。鳩山政権は今回の調査結果も生かして、国内総生産(GDP)などの経済指標に
代わる、国民の幸せの度合いを示す新たな指標づくりを進める方針だ。
調査は3月に15歳から80歳未満の4千人を対象に実施。「とても幸せ」(10点)から「とても不幸」(0点)まで10段階で幸福度を
質問した。その結果、回答を寄せた2900人の平均は6.5点。同様の調査を行った2008年の欧州28カ国の平均(6.9点)を
下回った。
男女別では、女性が幸福を感じており、年代別では30代の幸福感が強かった。
全体の幸福感を高めるため、政府が目指す目標を尋ねたところ、「公平で安心できる年金制度の構築」が最も多かった。一方で、
現状の政策で最も不満度が高かったのも「年金」だった。目指すべき目標としては、「安心して子どもを生み育てる社会の実現」が多く、
福祉や子育て政策の充実が幸福感に強くつながっていることがわかった。
幸福度調査は、1999年度に類似の調査が行われている。
ソース(朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0427/TKY201004270274.html