東京都心の一等地にある商業ビルなどの売買仲介で得た計約5億円を隠し、
計約1億7千万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反と所得税法違反の疑いで、
都内の不動産業者などを東京地検に告発していたことが26日、分かった。
告発されたのは、法人税法違反容疑が東京都港区の「都市建設」と山口仁社長(49)、
所得税法違反容疑が横浜市の不動産コンサルタント会社の崔吉明社長(45)。
山口社長は取材に「告発を重く受け止めている」と、
崔社長は「申し訳なく思っている」と、それぞれ話した。いずれも修正申告したという。
関係者によると、都市建設は2008年6月期までの3年間に
東京・六本木などの一等地に立つ商業ビルなど十数件の売買を仲介して得た約3億円を隠し、法人税約1億円を脱税した疑い。
崔社長は、都市建設から依頼を受け仲介に関与した見返りに、
同社から08年までの3年間に約2億円の報酬を得たが申告せず、
所得税約7千万円を免れた疑いが持たれている。
ソース 秋田魁新報 2010/04/26 12:22
http://www.sakigake.jp/p/news/national.jsp?nid=2010042601000351