栃木県大田原市の食肉処理場「那須地区食肉センター」で、
埼玉県の無許可の食肉卸売業者が牛の内臓を買い取り、
小売店に販売していた疑いがあることが24日、センターの関係者への取材で分かった。
廃棄用の内臓を持ち出した可能性もあり、栃木県警は食品衛生法違反や窃盗などの疑いで捜査を進めている。
センターは同市や那須塩原市の精肉店などで組織する組合が運営。
解体した牛や豚を、卸売業者などが買い取って、小売店や飲食店に流通させている。
組合関係者は「埼玉の業者は牛の内臓が専門で、組合とは30年ほどの付き合いがあった」としている。
また買い付けに来ていた業者の従業員が、腫瘍があるなどの理由で食用にできない廃棄用の牛の内臓を持ち出していた可能性もあるという。
別の組合関係者は「廃棄用の内臓で利益を出そうとしたのではないか」と話した。
ソース 河北新報 2010年04月24日
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/04/2010042401000716.htm