リクルートが21日発表した2011年3月卒業予定の大学生・大学院生に対する
民間企業の求人調査によると、求人総数は約58万2千人で、前年より19・8%減った。
2年連続の減少で、03年卒以来8年ぶりの低水準。就職希望者1人当たりの求人数を
示す求人倍率も0・34ポイント低下の1・28倍で、前年に続いて悪化した。
企業業績は回復に向かっているが、景気の先行きが不透明なことなどから、企業は
新卒採用に慎重な姿勢を続けている。10年卒は就職先が決まらないまま卒業したり、
留年する学生が続出したが、11年卒も厳しい就職活動を強いられそうだ。
調査を実施した同社調査部門のワークス研究所は「企業の厳選採用は続いているが、
採用難の中小企業もあり、学生の大手企業志向も多少弱まっている」と話している。
規模別では、従業員千人以上の企業の求人総数は約14万5千人で前年より9・0%
減少。求人倍率は0・57倍で0・02ポイント改善したが、求人が求職を大きく
下回る状態が続いている。
ソース:よんななニュース
http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010042101000494.html