龍馬の養子 坂本直の「退職願」発見 ゆかりの浦臼 宮内省罷免説に一石
【浦臼】坂本龍馬の養子となった坂本直(なお)の妻らが移住した空知管内浦臼町の町郷土史料館で、
直が宮内省あてに書いたとみられる退職願の控えが見つかった。研究者の間では長年、直は宮内省から
罷免されたということが通説となってきたが、発見された文書は体調不良のため自ら辞職するとの内容で、
関係者も注目している。
直は天保13年(1842年)、高知県生まれ。龍馬のおいに当たり、海援隊にも参加した。龍馬の暗殺後、
1871年(明治4年)に、その家督を養子として継いだ。
宮内省に長年勤めて89年に退職、98年に死去した。翌99年に妻留と息子の直衛が浦臼に移住した。
宮内省の退職理由については、これまで「直がキリスト教徒であったため罷免された」と推測されてきた。
見つかったのは、町郷土史料館に町内の民家から以前に収蔵された文書で今回、退職願の控えと判明した。
この文書は24日から町郷土史料館で展示される。入場無料。
ソース:北海道新聞
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/226594.html