【話題】「男たちよ、おまえに母乳は出せるのか!」…“母乳アート”画家・増山麗奈(33)、オッパイで描く“いのちの輪”!(写真あり)

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1諸君(もろきみ)φ ★
 「日本のみなさ〜ん。ちゃんとご飯食べてますか?東南アジアのある国では、井戸を掘るときにお母さんたちが母乳を中に入れる
んだそうです。エロスってみんなの幸せのためにあるものだと思う。私はこれからも、いのちを守るためのメッセージを伝えていきたい。
これが私の決意です」

     ■

 チューブトップからむき出しにされたオッパイに目がくぎ付けになる。ピンクの花の髪飾り、ピンクのチューブトップ、ピンクのミニスカート。
全身ピンク、かつ、最小限の布地の衣装で立つ女性は、パレットから赤い絵の具を筆にとり、むき出しの自分の乳首に少し乱暴に
塗りつけた。赤く染まった乳首をつまむと上に向け、豊かで白いオッパイをギュッと押す。

 ピューッ!白い母乳が勢いよく、いく筋もの放物線を描いて落ちた。ギャラリーはあっけにとられた。

 彼女は真剣だ。口を真一文字に結び、母乳と絵の具で濡れたオッパイから赤く染まった母乳を筆にとる。その筆で、床に寝そべる
老人と赤ちゃんの頬にペイントをほどこした。

 母乳の絵の具で濡れた筆でペイントするとき、ふいに瞳が柔和になった。柔らかな母性が彼女の全身を包んでいた。

 ’06年5月、横浜にあるアートセンター『ZAIM』のオープニングイベントでの光景だ。母乳絵の具を塗り付けられた老人はパフォーマー・
黒田オサムさん、赤ちゃんは彼女の二女で、当時生後4ヵ月の藍沙(あいしゃ)ちゃんである。

 藍沙ちゃん出産で出始めた母乳は3年も出続け、その間、麗奈さんは100ヵ所以上でこの『母乳アート』のパフォーマンスを披露した。

 「最後の方はさすがに母乳が出なくなってきましたけど(笑)。乳首からわずかに出るものと、塗料の混ざったものをお顔に塗って
あげると、みんな、笑顔になるんです。老若男女そうでした。オッパイをあげるということで自然の一部になっているという感じが
あるんです。

 現代人は、社会的に辛い立場で踏ん張ることで、今、ストレスを感じている。母乳アートで、それがほどける空間が生まれます。
私もいまだに、私が母乳を飛ばした方が個展に来てくださると『ちゃんとご飯食べてる?』って聞きたくなる。自然に母性が出てくる
んですよね」

 彼女の名は増山麗奈(33)。職業は画家。2人の娘、凛杏(りあん)ちゃん(8)、藍沙ちゃん(4)の母であり、戦場ジャーナリスト・
志波玲氏(34)の妻である。

 東京芸大に7年通って中退後、創作活動の傍ら世界平和を訴えるアート集団『桃色ゲリラ』を結成したのは'03年。以後、
国内外の反戦デモやイベントに参加した。被爆地・広島で、原発や風力発電施設が集中する青森・六ヶ所村で、イラクで、
韓国で、ベルリンで、『桃色ゲリラ』はパフォーマンスを繰り広げた。

 メンバーはいつもピンクのヘソ出しスタイル。そして叫ぶ。「戦争反対!」「エロス賛成!」

 批判も受けた。デモ関係者も憤慨した。「ふざけてるだけじゃないか!」「売名行為だ!」

 しかし、麗奈さんはそんな批判も堂々と受けて立つ。「もちろん売名行為です。より多くの人に伝えることが大事ですから。
私は“メッセージの宣伝マン”。それは私の芸術活動の重要な要素です」

 母乳アートは、もちろん単独のパフォーマンス。反戦デモで、小劇場で、ハプニングバーで、ギャラリーで、麗奈さんは母乳を
飛ばしまくった。

 今度は身近な人たちから疎まれた。

 「高校時代の友達からの連絡が途絶えたり。面と向かって批判しないで、去っていく感じです。1人2人ではない数でしたが、
『続けていれば理解してくれる』と思って、やってきました。3年間やって『やり切った』という思いがあった」

 このパワー、このバイタリティ、この精神力は麗奈さんのいったいどこから湧き出てくるのだろう?

(※以下略。7ページにわたる特集のため冒頭部のみ。誌面には母乳噴出写真あり。全文は「女性自身」誌面でご確認下さい)

ソース(女性自身 3/23号 66〜72ページ 「シリーズ人間」)

参考動画:「桃色のジャンヌダルク」 (動画あり) http://www.momoirojeanne.com/index.html
写真(公式WEBサイトより) http://www.renaart.com/works/exhibition/04_bonyu/images/image02.jpg