日曜日がバレンタインデーでは、義理チョコは確実に減る。しかも、今年は贈る相手として「女友達」と答えた若い女性がなんと7割にも
のぼったという。ひそかに楽しみにしていた男性には寂しい1日になりそうだ。
江崎グリコが全国の10−20代女性500人に行った調査では、チョコを贈る予定の相手は「女友達」が74%で1位。次いで「父親・
兄・弟」(55.2%)、「母親・姉・妹」(33.8%)で、「彼氏」(32%)は4位だった。
この結果に、「女性から女性に贈るのは、どこかの業界団体が動いて別の日に設立するべきではないでしょうか」と、男の本音を代弁
するのは漫画家のやくみつる氏。
「男は女性が考えるほど義理チョコを軽くは考えていない。100%義理であっても、『本当に忌み嫌っていれば義理チョコはくれないだろう。
なにがしかのつけいるスキがあるはず』と考えるのが男なんです。今回も日曜日だから無理してくれなくていいよ、とは思っていないはず」
一方、“非モテ”を自称する経済アナリスト、森永卓郎氏は「バブル時代に義理チョコがガンガン出回ったのは“確定利回り”みたいなもので、
贈ったら倍返しが常識だったから。いまは女性にもオジサンにも、そんな余裕はない。むしろバブってた部分がなくなって正常化するのでは」。
そのうえで「以前より渡すチョコの“信憑性”は高まっている。そういう意味では、もらえたらうれしいかも」と分析する。
「逆ダース」、「逆小枝」など、男性から女性へチョコを贈る“逆チョコ”を提案する森永製菓のIR・広報部、馬場里佳さんは「義理チョコの
需要は減るでしょう。ただ、日曜日に限らず義理チョコは減少傾向です。バレンタインデーという行事は、女性から男性への告白というよりは
チョコレートを通して楽しむイベントになっています」と説明する。
それでもやく氏は「今後もバレンタインデーが日曜日と重なるといけないので、いっそ国民の祝日のように2月の第2金曜日などと定めたら
いい」と提案。「便乗して何かコトを運びやすいという意味でも週末がいいでしょう」と、従来のバレンタインデーのあり方にこだわってくれた。
ソース(ZAKZAK)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20100210/dms1002101616012-n2.htm